2016年3月11日金曜日

3月議会の一般質問は「浦河町公式ホームページでの情報公開について」

来週から再開する議会に向けて一般質問の準備をしてきました。
アイディアはいくつかあったのですが、もう少し調べないと深い議論にならなそうだったり、タイミングの問題もあったので今回もひとつに絞り、先ほど発言通告書を提出してきました。

❏ 発言要旨


提出した発言要旨は下記の通りです。

浦河町公式ホームページでの情報公開について


インターネットで検索すればわかることが常識になっている情報化社会においては、情報公開していること自体が信頼につながる。
浦河町としても町外の方からの理解と信頼を得るために一層の情報公開を進めるべきである。
また、町が抱える課題解決の戦略として、外部の専門的知識や新技術といった外部資源を活用したり、様々な協力を得るためには情報開示は前提条件である。
さらに、外部のみならず町民の協働によるまちづくりのためにも行政情報の共有は必要である。
以上の観点から、浦河町のウェブ上での情報公開については不十分だと認識している。

(1)ウェブ上での情報公開の目的は何か。
(2)統計や予算決算等は常に最新のものを公表しないのか。
(3)町で作成した計画の内、公開されていないものがあるのはなぜか。
(4)計画策定や事業推進のために実施した過去のアンケート結果を公表しないのはなぜか。
(5)町が事務局である諸会議の議事録や配布資料が公開されていないのはなぜか。
(6)議会と委員会の議事録も同様に公開するべきと考えているが、町長の見解はいかがか。

❏ 行政情報は基本的に住民のもの


と、質問内容を公開しながら急いで説明を付け加えるのですが、これをご覧になった方は浦河の情報公開は遅れているとお感じになるかもしれません。
確かにそれなりに大きな市レベルと比べると公開されている情報は敵いません。

今年の執行方針は未公開。教育方針は4年前...。

しかし、あらためて町村レベルのいわゆる先進地や近隣の自治体の公式ホームページを見比べたりもしてみたのですが、浦河町の情報公開が特筆するほど遅れているというわけではありません。
職員の数が圧倒的に違いますので、そこまで手がまわらないのが現状だと思います。

それでもなお、職員それぞれが日常業務の中で情報開示を意識しながら仕事をしていただきたいですし、私としては町としての考え方を質し、より一層の行政の見える化を望みます。
行政が保有している情報は、基本的に住人のためにあることを確認します。
これは今年の抱負でも述べたところです。

なお(6)の議会の議事録公開の件は、議会事務局から「議会のことは議会で決めるので町長の見解を問うのは相応しくないのでは」と指摘されました。
確かに議会をどう運営するかは7名の議員で構成される「議会運営委員会」で議論されるため、町長がその意思決定のプロセスに加わることはありません。
しかし、先日の勢旗先生による議会改革の講演では、「議会のあり方については、首長の見解を問うこともできる」との考え方が示された点を確認し、残すことになりました。

質問の順番はまだ決まっていませんが、来週前半です。
来年度予算の質疑の準備も進めます。