2016年1月8日金曜日

去年の反省と2016年の3つの抱負

あけましておめでとうございます。
遅くなりましたが、今年もどうぞよろしくお願い致します。

昨年末から始めたこのブログですが、ありがたいことに応援の声をいくつか頂戴しております。
「あれ、知らなかったよ」
「あの話ってどうなってるの?」
投稿がきっかけでそんな話になることもありました。
町外の方々から助言もいただきました。

私自身も何もかもはじめてでわからないことばかりの中ではありますが、ささやからながら私なりに役立てる方法のひとつとして当面は続けていきたいと思っています。

はじめて新年交礼会に出席もしました

新年ですので、それを含め昨年の反省と今年一年を議員として何をどう取り組んでいくのかを記しておきます。

昨年の反省


まず、行政を業務全般に渡って把握することは不可能だということがわかりました。

昨年5月に浦河町議会議員を拝命しましたが、わずか半年で小さな本棚がひとつ埋まってしまうほどの書類が手渡されるとは思ってもみませんでした。
いくつか(ひとつでも大変です)テーマを決めて取り組んでいかなければ何もできないままになってしまいそうです。

「一期目はとりあえず様子見だよ」

なんてあちこちで言われたりもしますし、確かにいますぐは何も形にできないかもしれません。

しかし、例え結果が出なくても自分なりに取り組んでいく方針を持つことが大事だと思いました。
これは何をしていても当たり前のことかもしれませんが、昨年はあらゆることに精一杯でそこまで考える余裕がありませんでした。

初心にかえり、考えてみました。

2016年の抱負


1.町民ときちんと話し合う仕組みづくり


あらためて立候補のときのパンフレットを見直しました。

色々とまわりくどいことが書いてあるのですが、結局のところ
「行政と町民との間のコミュニケーションをもっと円滑にしたい」
ということではないかと気づきました。(いまさらですみません)

このブログもいま議会で議論していることをお伝えする場のひとつにしたいのですが、町民の方から「それで、私たちはどう声をあげればいいの?」と聞かれました。
議員に伝えたり請願や陳情など既存の方法もありますが、知られていなかったり機能していなかったりするからこその声だと思います。

この程度のいち議員の取り組みだけでなく、行政自体がもっと情報発信をすると同時に、きちんと声を聞く体制づくりが必要だと感じています。
今年は少しずつ調べつつ、少なくとも先進地の視察はしたいです。

またこのブログは月5本として年間60本の投稿を目標にします。
報告と意見を書くだけでも相当な時間を要することがわかりましたが、議会での議論の要点をリアルタイムでできる限りわかりやすい文章でお伝えしていきたいです。

2.議会のあり方の再考


これも立候補の際に訴えていた議員定数削減のことを踏まえたものです。

本当にたくさんの町民の方が削減を訴えていますし、確かに現在の18名は多過ぎます。
もちろん削減は訴えていくのですが、実際に半年間議員をやってみて「定数削減で問題は解決するのだろうか」と感じています。

つまり、町民が「議会は機能していない」と感じる要因は定数の問題なのだろうか、ということです。

現時点での意見としては、会派制の解消が必要ではないかと考えています。
さらっと書きましたが、かなりハードルの高い課題です。

しかし、せっかく議員定数を議論する特別委員会も設けられたので、この機会に町民のみなさんにもこの場で一緒に考えて頂ければと思っています。
今後もう少し詳しく掘り下げていきます。

3.「誇り」を持てるまちづくり


上記の二点は要するに町政の機能や意思決定のあり方を変えることです。

委員会や本会議でも個々の議案についても意見は述べていきますが、私ひとりの意見では変わりません。
本当に変えるためには
「町や議員に言っても何も変わらない」
と町民が諦めてしまっている状況をまず変えていく必要があるように思います。
その状況を変えるための仕組みづくりです。

では、仮にその状況が改善されたとして、どういう町にしていくのか。
まちの未来図をどう描くのか。

はっきり言ってこれはまだ全然わかりません。
上記のような仕組みができれば、もしかすると「まちの未来図」など必要すらないかもしれません。

しかし、少なくとも浦河に住んでいる町民や出身者が
「浦河っていいとこだよ」
と誇りを持てる町になるといいなと思っています。

そのために私に何ができるかわかりませんが、議会なのか、議会以外なのか、何かわくわくするような動きが起こせるといいなと思います。
これも選挙のときに応援していただいた方々から「なんかわくわくする」と言っていただいたことにつながります。

昨年は自分があれもこれもはできないことを実感した一年でした。
できることは、本当に数少ない。

だからこそ、あらためて自分の役割を見極めながら考え、行動していきたいと思います。
このブログもまず今年一年、お付き合いのほどよろしくお願い致します。